いじめの問題は、いつの時代でもあります。
これからも絶対にいじめは消滅はしないでしょう。
ただ私が聞いていてわかないのは、「いじめとの自殺の因果関係が明らかにならない」からいじめはなかったと言う、学校側や教育委員会の言い分です。
いじめとの因果関係がない??
だって遺書にも、「いじめが苦で死にます」、って書いてあるんでしょ??
間違いなくいじめで自殺した訳で、因果関係が無いわけないじゃない!!
先ずはここを否定してしまうから、議論が続かないのです。
議論はそこではなくて、「いじめがあったのは事実。ただそのいじめが、人を死に追い込むほどの悪質なものであったか?」、ここが議論されるべきです。
私は正直、いじめを受けて自殺する側にも問題のケースもあると思っています。
例えば、女性に対して、「君ってホントに可愛くないよね」と言ったとします。
その人は悪気はなくて、何も考えずに、ポロッと言った一言が、彼女に取っては生きていけない程のダメージを受けて、それを苦に自殺をする、そういうケースもあると思います。
それでも、やはり言った側の責任になるのでしょうか?
確かにその人の責任もあるでしょうが、それだけで死んでしまう、彼女自身の問題も大きいと思います。
基準を決めて、自殺をした人が受けた状況をヒアリングして、例えば10人中、8人が、自分がそんなことをされても、先ず自殺するであろう、納得できる、としたレベルを、「いじめが自殺の直接の要因とする」、とかしたらどうでしょうか?
そういう時こそ、陪審員が活躍する場面だと思います。
大津の事件は、私の聞く限りでは、極めて悪質で、生徒が自殺するのも当然だと考える方が多数を占めると思います。
いじめがあったかではなく、いじめがあったことを先ずは認めて、次に、そのいじめの程度、一般常識に当てはめて、10人中8人が自殺に追い込まれるレベルであったかを議論すべきです。