一昨日、2月2日は親父の命日でした。
4年前の平成22年2月2日の22時と言う、すべて2並びの日時に息を引き取りました。
84歳でした。
親父は元警視庁の警視正で、警視正とは、都内の警察署でも上野警察署とか丸の内警察署
と言った大きな中核警察署の署長ができる役職でした。
厳格で威厳のある親父でしたが、かなり偉かったせいで、部下は親父の命令は絶対で、警察
の権力でなんでも出来たのが染みついたのか、超わがままで、自分の考えで世界は回って
いるみたいな男でした。
晩年は、腎臓障害でずっと透析を受けており、週に3回、透析を受けて命を保っている状況
だったのに、突然、この病院は看護師の態度が気に食わないのでもう行かないと言い出し、
家族は他に透析の出来る病院を探し回り、やっと決まったと思ったら、ここも嫌だと行ったり。
あげくは、暖かい温泉のある病院で、透析ができるところにしばらく入院をしたいと言い出し
いろいろ調べて、伊豆の熱川温泉病院が、透析も出来ることが分かって、入院させました。
そしたら10日もたたないうちに私が呼び出され、ここは看護師も医者も態度がなってない、
食事も不味いし、もう帰るから今日退院させろ、と言われ、その日は日曜日だったのに
強引に退院して連れて帰り、あとから荷物を送ってもらったりしました。
だから正直、亡くなってくれてよかったって感じでした。
でもやはり実の親ですし、尊敬する点もたくさんあったので、今となるといろいろ親父の生前
のことがよみがえってきます。1ヶ月おきには墓前で近況の報告にも行ってます。
命日には必ず墓参りに行ってたのが、ただ4年経って、一昨日が命日だったのを完全に
忘れていました。ダメですね。親父はまたイライラして、もう帰る!って言ってるかも。
どこに帰るんだ?(笑)