「半沢直樹」は、最高に面白く、よく出来たドラマでした。
これに比べたら、他のドラマは、なんて適当にがさつに作っているんだろ、と感じざるを
得ないほど、すばらしい作品でした。
特に私は、第6話の、近藤がいじめられて、半沢が剣道の稽古で励まし、最後、田沢電気
の課長を怒鳴りつける話しが最高ですね。
金庫での書類探しのシーンもドキドキしました。
その同じ作家である池井戸潤の作品がドラマ化されました。
同じく日曜のTBS21時枠での「ルーズヴェルト・ゲーム」です。
はっきり言って、堺雅人より、唐沢の方がはるかにうまい役者ですし、回りの役者も
半沢とほぼ同じだし、ナレーションもCMの入り方も半沢と同じ。おもしろいはずと観て
きましたが、いまいち、パッとしませんし、絶対に次も観るぞって気持ちが起きません。
あるコラムに、まさに私の感覚を代弁してくれる内容がありました。
まさにこれだと思います。
以下、引用します。
「『半沢』は主人公が、初回の放送から信念を持って闘っていたので、みんな応援したんです。でも『ルーズヴェルト』の細川社長は、その信念が全く見えず、感情移入できない。冷徹にしろ、熱血にしろ、何を考えているのか、初回ではわからなかった」
『ルーズヴェルト・ゲーム』は、決めセリフでアップにするカメラワークなど『半沢』とあまりにも似ている。役者も『半沢』で大和田常務役だった香川照之さんや、支店長役だった石丸幹二さんら、“かぶる”起用をしている」