前に書いたタイCMの内容です。
あるタイ人の7才くらいの少年が薬屋で薬を盗み、女店主に捕まり、
怒鳴られてます。
それを見ていた別の男店主が近づき、少年に、
「母親が病気なのか?」
と聞きます。
うなづく少年。
男店主は、財布からお金を出し、女店主に払います。それから
自分の店にいる同じくらいの娘に、自分の店の野菜スープを持って
こさせ、一緒に少年に渡します。
少年は、男店主の顔をじっと見つめ、何も言わずに薬と野菜スープを
握りしめて走り去ります。
それから30年後。
男店主が突然、店で倒れ、病院に運ばれます。
緊急手術をして、一命を助かりましたが、その治療費は400万円になり、
請求書を見つめ絶望感に浸り、途方にくれる娘、それは野菜スープを
用意した娘です。
娘は、店を手放すことにしました。
そうしたある日、病院から再び請求書が来ました。
その請求書には、請求金額が0とあります。
その下には、
「治療費は30年前に、薬と野菜スープで支払い済みです。」
と書いてあります。
そうなんです。男店主の主治医は、あの30年前の少年なんです!
少年は、貧しい中で死に物狂いで勉強をして医師になったのです。
空を見上げる医師の顔と、30年前に薬と野菜スープをもらって
男店主の顔をじっと見上げる少年の顔がダブって画面に映ります。
今も書きながらも涙がジンワリ出てきました。
こちらのユーチューブです。
https://www.youtube.com/watch?v=oSVYQVYXn_E