今日、オバマさんは日本を出て、韓国へ向かいます。
ウクライナ情勢が緊迫している中で、こんなアジアなんかをフラフラしていていいのか
と言うアメリカ国内での批判もあるようです。
今回の日米首脳対談の成果はどうだったでしょうか?
まず日本側は、尖閣諸島の問題で、アメリカの意外な程の同意とバックアップを得たこと
は非常に大きかったと思います。
中国にしては、おそらくアメリカから、「日本いい加減にしろよ!」って言って欲しかった
くらいなのに、中国はかなり焦っているはずです。
一方で、その尖閣諸島で日本の顔を立ててやった見返りに、TPPで日本に大幅な譲歩
を期待したオバマさんは、これまた意外な程に日本が抵抗して、結局は滞在中に最終
合意どころか、全く進展はしませんでした。
今日の朝のTVの解説者は、今回の日米対談の成績は、日本60点、米国30点と
言っていました。
でもTPPの関税ってなんなんでしょうか?
一般の民間企業は、必死になって懸命に海外で商品を売ることに努力しています。
また安い輸入品に対して、なんとか対抗しようと知恵を絞っています。
それなのにどうして畜産農家だけが関税という卑怯な手で守られているのでしょうか?
消費者にとっては安いほうが良いに決まっています。
でも安全面は重大です。
だから日本は価格ではなく、安全性、そして品質、美味しさでアピールすれば良いので
それこそ自由競争ではないでしょうか。
自民党は選挙で、農家の基盤が大きく、また農政議員がのさばっているので、無碍に
出来ないのでしょうが、選挙とか関係なく、何が日本国にとって重要なのかを無垢な
目で判断して欲しいです。
でも、オバマさん、久しぶりに見ましたが、最近、顔つきが変わりましたね。
凄みが出てきたと言うか、鬼気迫る、表情を時々見せます。
怖いですね。