金曜の夜、一人で「白ゆき姫殺人事件」を映画で観てきました。
以前は、月に2回はフライデーナイトに一人で映画を観るのが習慣だったけど、最近は
久しぶりです。
湊かなえの原作で、かなり前宣もあって、興味がありました。
結論は、星ひとつですかね・・・
会社の女の子に、これを観たいって言ったら、
「そんな怖い映画観るんですか!広告を見たけど、すごく怖そうですよね、嫌だな・・」
と言われました。
まず、これは全否定です。
全く怖いシーンはなく、ホラーとは180度違います。
では、推理ものなのか?犯人探しにハラハラするか?
これも全くしません。推理ものではありません。
ではなんなの?
この映画のコンセプトは、ネット社会にはびこる、噂、風説のだぐいの怖さ、誰かを悪者に
メディアが仕立てると、一気に世間はその方向に動くという恐怖を伝えたかったのだと思い
ます。
いわば今の社会を風刺したかったのだと思います。
しかしその割には、そこまで踏み込んでいません。
あえて良さを言えば、井上真央ちゃんが、すっぴんの地味なOL役でしたが、その素朴さ
が、かえって可愛かったこと、あと綾野剛が、さえない番組制作会社の若手社員役でしたが
これまたダメダメ社員ぶりがカッコよかったこと、かな・・・
この映画のキーは、綾野剛の演技力にかかっている、そんな映画でした。
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